柳ケ瀬に住んでみた!
YANAGASE
LIFE
YANAGASE LIFE
心がほくほくする商店街暮らし。
まちと暮らしがつながっている。
「初めて柳ケ瀬に来た時、商店街の中に暮らしている若者の姿を見て衝撃を受けたんです。自分も住んでみたいと思いました」と話すのが、大学院生の平春来里さん。その願いを実現し、柳ケ瀬商店街にあるシェアハウス「デイリーこやなぎ」で暮らし始めた。このビルの1階はシェアキッチンになっており、メンバーの手でイベントを行う機会も多い。また一歩外に出れば目の前に店が並び、顔見知りの人たちにも会える。そんな日常を、「まちと暮らしがシームレスにつながっている感じがします」と平さんは話す。「オンとオフを切り替えなくても、すぐ気分転換ができます。電車に乗らなくても、魅力的な人やものに出会えることが、すごくいいと思います」。商店街の中にはデイリーこやなぎを含めてつのシェアハウスがあり、それぞれ訪ね合って交流を深めている。その場に新たな人を招くことも多く、つながりがどんどん広がっているそうだ。
「ここにいる人たちは、外から来た人にもすごくウェルカムです。だから私も、自分の友だちをみんなに会わせたくなります」と話すのが、別のシェアハウスで暮らす鬼頭知那さん。まちづくり会社の社員として柳ケ瀬の振興に力を注ぐ鬼頭さんは、このまち全体のオープンな雰囲気に魅力を感じている。「居酒屋もスナックも雑貨店も、すべてが歩いて行ける距離にあります。商店街の中に顔なじみの人が多く、日常的に『久しぶり!』『元気?』と言葉を交わします。心がほくほくするような毎日を過ごしています」。
PROFILE
鬼頭知那さん
2022年3月に「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」に入社。
同時期にデイリーこやなぎで暮らし始める。約1年後、商店街の中にある別のシェアハウスに移った。
山形県の大学を卒業後、名古屋の大学院に進み、現在は博士課程に在籍している。
柳ケ瀬で暮らす若者の姿に共感し、2023年春からデイリーこやなぎで暮らし始めた。
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魅力的な人たちが集まる場所で。
ラジオ体操から広がる人の輪。
平さんたちシェアハウスのメンバーは、毎週水曜の朝に集まってラジオ体操をしている。
輪になって体操をした後はみんなで喫茶店に行き、モーニングを取ることもあるそうだ。「近隣の会社に勤める方など、いろんな年代の方がラジオ体操に参加されます。岐阜は本当に人がつながりやすいまちだと思います」。魅力的な人たちがぎゅっと集まり、誰かが常に新しいことを始めている。そんなまちでの賑やかな暮らしを、平さんは日々楽しんでいる。
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柳ケ瀬のレトロな雰囲気が好き。
古道具店が伝える価値。
鬼頭さんのお気に入りの場所は、「古道具mokkumokku」。
以前はお客さんとして利用していたが、まちづくり会社の社員になった現在は、古道具のイベントを共催するなど仕事上でも関わりを持っている。「古道具自体の価値や、家具を解体してきれいにしてお店に出すという店主さんの姿勢に共感しています」。古いものを大切にする文化や、柳ケ瀬のレトロな雰囲気が好きだという鬼頭さん。その魅力を、県外などから招いた友人にも積極的に伝えている。
投稿日:2024.02.07 最終更新日:2024.02.07