Living in GIFU CITY 04

沢田ひろみさん見出し

沢田ひろみさんメイン画像「写真を撮るだけではなく、プリントをして額装して飾る。そういう楽しみ方を若い人たちに知ってほしいという思いがありました」。2020年に写真専門のギャラリー「pieni onni」を立ち上げた、沢田ひろみさん。オープンに先立って公募展の開催を告知したところ、予想を上回る89点もの応募があったという。東京や山梨など、全国の作家から届いた作品。それらを展示すると、SNSなどで知ったお客さんが大勢訪れた。さまざまな場所から作品が届き、それを見た人が「部屋に飾りたい」と買っていく。1枚の写真に込められた思いが、この場所で受け継がれていく。
ギャラリーをつくる際に沢田さんの支えとなったのが、地域の活動を通して知り合った仲間たちだ。内装や家具製作、ロゴマークのデザインなどを、地域の仲間に依頼した。「アートに対して積極的な思いを持っている人や、魅力的なお店を運営する人。そういう人たちが私のまわりにたくさんいます。人との関わりを通して今まで気づかなかった岐阜の魅力を感じるようになりました」。SNSのコメントに「＃ローカルは素敵だ」というハッシュタグをつけることも多い沢田さん。このギャラリーをより魅力ある場所にするために、全力で走り続けている。