Live 06／子育て

米澤さん夫妻に長女が生まれたのは、2019年の12月。その頃、日本中で新型コロナウイルス感染症への不安が高まっており、しばらくすると気軽に外出することが難しくなった。「公民館のベビーサークルが中止になるなど、他のお母さんとの接点がなくなってしまいました。孤独な状況で子育てが始まりました」と朋子さんは振り返る。
そんな日々の中で支えになったのは、お気に入りのコーヒー店で過ごす時間だった。店主夫妻は子ども好きで、自身の経験をふまえて子育ての相談に乗ってくれたという。ここで過ごすわずかな時間が朋子さんの力になった。
その後お二人は、彰太さんの実家があった場所に自宅を新築。生活環境の変化が子育てにもプラスに働いた。彰太さんは言う。「僕が中学時代まで住んでいた場所だったので安心感がありました。近所の方が気さくに声をかけてくれて、子育てがしやすい環境です」。新しい環境で暮らし始めた朋子さんには多少の不安があったが、彰太さんの幼馴染と出会って親しくなるなど、友だちづくりもスムーズに進んだ。「夫の地元ならではの縁だと思います。改めて、岐阜は人がつながりやすいまちだと感じます」と朋子さんは話す。
コロナ禍の慌ただしさの中で始まった子育て。朋子さんの毎日は息つく暇もなかったが、家事や子育てについて夫婦で話す機会が増え、うまく役割分担ができるようになった。「土日は夫が多くの家事を担当してくれるので、その間に休息を取ったり自分の時間を楽しんだりできるようになりました」と朋子さん。生活環境が整い、人のつながりに支えられながら、充実した子育てライフを実現している。

■ 米澤彰太さん・朋子さん
彰太さんは岐阜市に本社を置く西濃印刷（株）に勤務。「WEBマガジンaun」の編集・ライターとして、岐阜の魅力発信に力を注いでいる。

Q.親子でよく遊びに行く場所はありますか？

A.（朋子さん）長良公園はよく行きます。小さい滑り台など年齢別の遊具があり、安心して子どもを遊ばせることができます。また、メディアコスモスなど、同世代の人が集まりやすい場所があることも岐阜市の魅力です。

体調不良の子どもを病児保育施設へ送迎
市内保育所（園）や小学校に通っている満１歳～小学３年生までの子どもを対象に、保育所（園）や小学校で体調不良になった際、病児・病後児保育施設の看護師が保護者の代わりに迎えに行き、診察後、一時的に預かる制度があります。※事前登録が必要です
【お問い合わせ】岐阜市子ども保育課　058-214-7826

岐阜市子育て支援団体連絡協議会
NPO法人や市民団体などで構成され、楽しく安心して子どもを産み育てられるまちづくり、子育て環境の充実を目指して、子育て支援に関する情報の収集・発信、交流会や研修会の開催等を行っています。
【お問い合わせ】NPO法人グッドライフ・サポートセンター内　[email protected]

Q.岐阜市は子育てがしやすいですか？

A.（彰太さん）はい。ほどよい利便性があり、自然も適度にあって、子育てがしやすいと思います。また、わが家のように夫婦の実家から近い場所に住むのもおすすめです。困った時に子どもを預けることができ、とても助かっています。

みんなの森 ぎふメディアコスモス

市立中央図書館、市民活動交流センター、多文化交流プラザからなる複合文化施設。ホールやギャラリー、カフェなどもあり、子どもからお年寄りまでさまざまな人が集まり、学び、繋がる、市民の憩いの場です。

ぎふ古今（ここん）（シビックプライドプレイス）

ぎふ古今（ここん）（シビックプライドプレイス）
ぎふメディアコスモスを起点としたまち歩き情報をはじめ、市内の懐かしい写真やユニークな活動をするひとを紹介。岐阜の魅力を過去・現在・未来にわたって感じられるシビックプライドの拠点として、世代を問わず気軽に楽しめるエリアです。

【住所】岐阜市司町40-5
【営業時間】 9:00～21:00（市立中央図書館は20:00まで）
【休館日】毎月最終火曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日～1月3日ほか
【お問い合わせ】 058-265-4101（総合案内）

“セントラルパーク”金公園を再整備

新しい金公園には、都心部に緑を感じ、あたたかな陽光がふりそそぐ“芝生広場”を整備します。緩やかな傾斜を付けた芝生広場は、日常における憩いやくつろぎの場として、また園内に設けられた“小高い空間”は、広場を見渡せる休憩場所やイベント時にステージとして活用できるなど、魅力的な公園へと整備を進めています。
【お問い合わせ】岐阜市公園整備課　058-214-2183