特集「Not? Special GIFU TOUR」Vol.2
2024年8月に開催された、岐阜市の暮らしの魅力を市外の方々に紹介するツアー「Not? Special GIFU TOUR(ノット?スペシャルギフツアー)」。岐阜市で暮らす案内人が市外に住むゲストの方々を案内し、岐阜市での“特別ではない毎日”をリアルに体感していただくツアーです。
そんなツアーの第2回が、2024年10月に開催されました!
第2回の案内人は、インスタマガジン「gifu diary」の運営や、住まいに関する情報発信・サポートを行うフリーランスの今尾剛さん。岐阜市の柳ケ瀬エリア出身で、岐阜市の暮らしを楽しみながら仕事と子育てを両立しています。
そしてゲストは、名古屋を拠点にスタイリングやデザイン、飲食店の運営などを手掛ける「MAISONETTE inc.」代表・山本雄平さんと、名古屋市内にあるヘアサロン「CLENN(クレン)」のオーナー・弓さん。仕事と子育てに日々奮闘するゲストのお二人に、今尾さんが岐阜市での暮らしやおすすめスポットを案内するツアーの模様をレポートします!
最初に訪れたのは、岐阜市内に4店舗を構える人気のベーカリー「rustico(ラスティコ)」。その4店舗目として2018年にオープンした川原町店は、風情ある町並みの中に佇む古民家を改装した洗練された内装が魅力です。
撮影:山本さん
rusticoといえば、14時まで注文できるボリューム満点のモーニングが人気!ドリンクを注文すれば、3種類のパンが味わえるプレートが無料でついてきます。また+200円で6種類のパンが味わえ、グループで訪れると一人ずつパンの内容が異なっているのもポイントです。
撮影:山本さん
今尾「岐阜市ではいろんなお店でモーニングが楽しめますが、『gifu diary』の読者に圧倒的に人気があるのがrusticoさんのモーニングなんです!」
山本「朝から大満足のボリューム!休日に、家族でゆっくり訪れたいなと思います」
DATA<rustico4>
住所 岐阜県岐阜市玉井町12
営業時間 8:30〜17:00
定休日 無休
駐車場 あり
URL https://www.instagram.com/r_u_s_t_i_c_o/
美味しいモーニングでお腹を満たし、次に向かったのは岐阜公園と金華山の山頂駅を約4分で結ぶ「ぎふ金華山ロープウェー」。
撮影:山本さん
晴れた日には360°ガラス張りのゴンドラから、金華山の自然林、長良川、岐阜市の街並みや濃尾平野が一望でき、四季折々の景色を楽しめます。
当日はあいにくの雨模様でしたが、幻想的な写真が撮影できました!
展望レストランからの夜景(提供:ぎふ金華山ロープウェー)
また、ゴールデンウィークと7月〜11月は期間限定でナイター営業も実施しています。山頂にある展望レストラン「ル・ポン・ドゥ・シェル」では、岐阜市街の明かりが煌めく夜景を眺めながら食事を楽しむことができます。
山本「長良川と金華山、中心市街地と自然との距離の近さが岐阜市の魅力ですよね」
弓「雨で視界が白く覆われた景色も、幻想的で良かったです!次は晴れている時にまた訪れたいです」
DATA<ぎふ金華山ロープウェー>
住所 岐阜県岐阜市千畳敷下257
営業時間 9:00~17:00 ※時期によって営業時間が変動します。詳しい営業時間はこちらをご覧ください。
定休日 無休 ※2/18(火)2/19(水)は施設点検整備のため休業。
駐車場 あり(300円)
URL https://www.kinkazan.co.jp/
金華山から市街地へ戻り、お昼に向かったのは岐阜市文化センターの一角にあるアジア料理店「green yang」。
撮影:山本さん
ランチは特製担々麺、シンガポールチキンライス、グリーンカレーなどがあり、そこに前菜や点心が加わった「ミニ飲茶コース」が人気です。お店はセントラルパーク金公園に隣接していて、店内にも心地良い風が入ってきます。外にはテラス席も用意されているので、公園で子どもを遊ばせながらゆったりランチを楽しむのもおすすめです。
山本「ミニ飲茶コースは大満足の内容!晴れている日はテラス席も気持ちよさそうです」
DATA<green yang>
住所 岐阜県岐阜市金町5-7-2 文化センター1F
営業時間 火〜土11:00~22:00、日11:00~21:00
定休日 月曜日
駐車場 なし
URL https://www.instagram.com/green___yang/
green yangの隣に広がる公園が、2023年3月にリニューアルした「セントラルパーク金(こがね)公園」。広大な芝生広場をはじめ、公園を見渡せる「小高い空間」や大小さまざまなベンチ、噴水などがあり、のびのびと過ごせる新しい憩いの場です。週末にはマルシェなどのイベントが開催されることも。セントラルパーク金公園を抜けると見えてくるのが「金神社」。高さ8mの金色の鳥居が目印です。
金神社は金運や商売繁盛のご利益があるとされ、特に初詣の時期や金の御朱印がもらえる毎月最終金曜日には多くの参拝者で賑わいます。
山本「まちに公園があるって大事ですよね。広い空間でのびのびと過ごせそうです。」
今尾「遊具ばっかりじゃなくて、芝生の空間がゆったりと広がっているのが良いですよね。金神社は県外からの参拝も多いですよ」
DATA<セントラルパーク金公園>
住所 岐阜市金町5-7
営業時間24時間
休園日 なし
駐車場 なし(近隣コインパーキングを利用)
URL https://www.city.gifu.lg.jp/info/machizukuri/1007994/1008005/1016166.html
<金神社>
住所 岐阜市金町5-3
参拝時間 24時間
駐車場 あり(参拝の方のみ)
URL https://koganejinjya.com/
金公園、金神社に立ち寄った後、すぐ北にある柳ケ瀬商店街へ。次の目的地は、「柳ケ瀬グラッスル35」の4階にある岐阜市柳ケ瀬子育て支援施設「ツナグテ」。有料の「きっずエリア」と無料の「ふぁみりーエリア」があり、きっずエリアには「きんかざんクライミング」「ながらがわボールプール」「ぎふじょうパノラマネット」など、たくさんの大型遊具や工作体験スペースが広がります。
ふぁみりーエリアの本棚には、子ども向けの絵本や親向けの書籍が並びます。また、「あずかルーム」では未就学児を3時間まで有料で預けることができます。
今尾「僕も頻繁に利用していて、子育てをしている親にとって、とてもありがたい施設です!実家が柳ケ瀬にあるので、母親に子どもをツナグテへ連れて行ってもらって、妻と二人でお出かけすることもよくあります」
弓「雨の日や夏の暑い日も天気を気にせず、のびのび過ごせる場所ってなかなかないから、ありがたい存在ですね!」
DATA<岐阜市柳ケ瀬子育て支援施設ツナグテ>
住所 岐阜市徹明通2-18 柳ケ瀬グラッスル35 4階
営業時間 10:00~18:00 ※最終入場は17:30
定休日 毎月最終木曜日、年末年始 ※臨時休館日あり
駐車場 なし(近隣コインパーキングまたは柳ケ瀬グラッスル35の駐車場を利用)
URL https://www.city.gifu.lg.jp/tsunagute/index.html
続いて向かったのは、「柳ヶ瀬」のバス停の目の前にある「ツバメヤ」。
撮影:弓さん
名古屋や東京にも店舗を構え、全国にファンを持つ和菓子屋「ツバメヤ」の本店で、赤いツバメのロゴマークが目印です。香ばしい深煎りのきな粉を使った看板商品の「ツバメわらび」をはじめ、石臼挽き小麦全粒粉と特別栽培小豆と粗糖で炊き上げたあんこで作る「大地のどらやき」、国産よもぎをたっぷり使った「草もち」など、素材の美味しさを活かした手作りの和菓子が人気。自宅用だけでなく、市外や県外の方への手土産に利用されることも多いそう。
弓「手土産を買うのにぴったりの素敵な和菓子屋さん。『もちもちどらやき』は素朴な美味しさで、とっても気に入りました!」
DATA<ツバメヤ>
住所 岐阜県岐阜市神田町4-13
営業時間 9:00~18:00
定休日 月曜日
駐車場 なし(近隣コインパーキングを利用)
URL https://tsubame-ya.jp/
柳ケ瀬商店街を抜け、一行はすぐ東にある美殿町商店街に向かいます。
川島」は、2020年に美殿町商店街にある「まちでつくるビル」の1階にオープンしたパティスリー。大きな石の什器がインパクト抜群で、店内には20種類以上の焼き菓子やジャムが並びます。定番人気は発酵バターサブレやカスタードプリン。夏はグラスエソルベ(アイスクリーム)、冬はビーントゥーバーチョコレートやボンボンショコラといった季節限定の商品も見逃せません。何度訪れても驚きや発見を与えてくれる、探究心とこだわりが詰まったお菓子づくりをされています。
弓「ガラス張りで洗練されたお洒落な空間に、扉を開ける前からドキドキ!お菓子はもちろん内装や紙袋までこだわり抜かれていました」
DATA<川島>
住所 岐阜県岐阜市美殿町17
営業時間 12:00~18:00
定休日 月曜日、火曜日
駐車場 なし(近隣コインパーキングを利用)
URL https://kawashimayuri.com/
最後は、案内人の今尾さんが市外の人を案内する時に必ず訪れるという「みんなの森 ぎふメディアコスモス」へ。市立中央図書館や市民活動交流センター、展示ギャラリー、ホールなどから構成される岐阜市の複合文化施設です。図書館では本を読んだり、調べ物をしたりするのはもちろんのこと、「持込みパソコン利用席」があり、テレワークなどのPC作業をするのにも便利です。
児童エリアも充実し、子どもの頃から豊かな読書体験ができます。 撮影:弓さん
今尾「第二の仕事場として、集中して作業がしたいときに利用したり、休日に子どもを連れてきて家族で過ごしたりと、頻繁に利用しています」
山本「フリーランスの人はコワーキングスペースのように使えて良いですね!」
弓「子どもから大人までいろんな人が利用しているのに居心地がとっても良い!自分が子どもだったら、こんな素敵な図書館が地元にあったら自慢したくなります!」
DATA<みんなの森 ぎふメディアコスモス>
住所 岐阜県岐阜市司町40-5
営業時間 9:00~21:00 ※市立中央図書館は9:00~20:00
定休日 毎月最終火曜日 ※祝日の場合は翌日、年末年始と重なる場合は前週の火曜日、年末年始
駐車場 あり(30分/100円 ※館内利用者は入庫後2時間まで無料)
URL https://g-mediacosmos.jp/
ツアーを終えて
こうして今尾さんの案内によるツアーが終了。お二人に1日の感想を伺いました。
山本さん「1回目は自然の風景やまちとの距離感を体感するツアーでしたが、今回は岐阜市のお洒落な一面をたくさん知ることができました。いわゆる“田舎暮らし”で連想されるようなスローライフではなく、“洗練された日常をゆったり楽しむ”という岐阜市ならではの暮らしの楽しみ方があると感じました」
弓さん「rusticoのモーニングから始まり、金華山からの景色、公園を眺めながらのランチ、手土産にぴったりなお店など、岐阜市には、暮らしの中に取り入れることで毎日が豊かになるような素敵な場所がたくさんあることを知ることができました。中でも一番気に入ったのは、やはり『ツナグテ』。天候に左右されず、子どもと楽しく一日中過ごせる場所は他にはないと思います!」
実際のツアーの様子はこちらの動画をご覧ください。※第1回のレポート記事はこちら:https://cool-gifucity.jp/iju_feature/p11411
※第1回のツアームービーはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=ZyiKyOiiT3g
投稿日:2024.12.12 最終更新日:2024.12.12