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✨【後編】岐阜大仏と光のアート!<BR>伝統と革新が交差する川原町で心ときめく、<BR>岐阜城下町女子旅 | その他

前編に引き続き、アケミさんとサユリさんの岐阜城下町女子旅、後編のスタートです!
信長公のロマンに触れた後は、歴史と伝統工芸、そしてアートが深く交差するエリアへ。

EETOKOTANTO GIFU!

11:00 | 岐阜の
ディープな文化に触れる

金華山のふもとには、歴史を感じるユニークなスポットが点在しています。

🦋日本最古の昆虫専門
博物館「名和昆虫博物館」

まずは、名和昆虫博物館へ 。ここは、日本の昆虫研究のパイオニアである名和靖(なわやすし)氏によって設立された、日本最古の昆虫専門博物館 です。ギフチョウをはじめ、世界中の多様な昆虫標本が約12,000種展示されています。

建物もユニークで館内の3本の柱には唐招提寺のシロアリ被害を受けた柱をあえて使っています。明治洋風建築の貴重な建築物で、登録有形文化財にも登録されています。

「ギフチョウがとてもきれいで、たくさんの人に魅力を知ってほしい」と、デザインを専攻するアケミさんも標本の美しさに興味津々。学術的な側面だけでなく、まるでアートのような昆虫の姿に心奪われます。

✨【後編】岐阜大仏と光のアート!<BR>伝統と革新が交差する川原町で心ときめく、<BR>岐阜城下町女子旅 | その他

💡小ネタ

春の女神「ギフチョウ」

「ギフチョウ」という名前は、名和靖氏が岐阜で発見したことに由来します。春先にしか見られないことから「春の女神」とも呼ばれ、岐阜市のシンボルの一つでもあります。

🐘日本三大仏の迫力!
「正法寺大仏殿(岐阜大仏)」

続いて、その迫力に圧倒されたのが、正法寺大仏殿にある「岐阜大仏」です。

高さ13.63メートル で、奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏の一つに数えられています。最大の魅力は、その製法。竹を下地に編み、その上に和紙を貼り付けるという、珍しい「籠大仏(かごだいぶつ)」の作り方で、日本一の大きさを誇ります。

完成までに江戸時代の約38年の歳月を費やして造立された大仏は、少しうつむくように参拝者を見つめる穏やかな表情が印象的です。「こんなに立派な大仏が岐阜にあるんですね」とサユリさん 。

12:00 | 川原町へ!
レトロな街並みと
アートを楽しむ

大仏殿から、湊コミュニティ水路沿いを散策し、川原町エリアへ移動します。

水路の奥にある「ロボット水門」は忠節用水からの放水を調整する役割を担っています。自然に触れながらゆったりと水路沿いを歩く時間は、リフレッシュにぴったりです。

🥢築100年の町家で味わう
「冷やしたぬき蕎麦」

川原町広場から細い路地を抜けると、趣ある町家が立ち並ぶ通りに到着。お昼ごはんは、築100年を超える元和紙原料問屋「松井邸」をリノベーションした文化観光施設「CASA stella(カーサ・ステラ)」にある「冷やしたぬき天国」へ。

かつて馬車道だった細長い空間がなんとお蕎麦屋さんに!新旧が入り混じったおしゃれな店内で「冷やしたぬき蕎麦」をいただきます。甘辛いツユと揚げ玉(たぬき)、そしてキュッと締まった蕎麦のハーモニーは、歩き疲れた体に染みる美味しさ!岐阜県民熱愛の一杯を、川原町らしい雰囲気の中で味わうのも、旅の大きな醍醐味。

13:00 | 岐阜が誇る
「光のアート」
CASA stellaで
感動体験

CASA stellaは、2025年3月にオープンした、岐阜提灯、岐阜和傘、
そして世界的彫刻家イサム・ノグチ氏の照明作品「AKARI」という三つの「光」をテーマにした文化発信拠点です。

💡世界的彫刻家イサム・ノグチ
「AKARI gallery」

2階ギャラリーでは、イサム・ノグチ氏がデザインした照明「AKARI」を常設展示。岐阜提灯の伝統技術を用いて作られた「AKARI」は、単なる照明ではなく光の彫刻。長良川の鵜飼のかがり火や、水面に反射する月明かりを表現した展示の幻想的な美しさにアケミさんもつい見入ってしまいます。

✨【後編】岐阜大仏と光のアート!<BR>伝統と革新が交差する川原町で心ときめく、<BR>岐阜城下町女子旅 | その他

🎨小ネタ

イサム・ノグチと岐阜

イサム・ノグチ氏は、長良川の鵜飼を見物するために岐阜へ立ち寄り「岐阜提灯」に魅了され、35年という長い時間をかけて、200種類以上もの<AKARI>を生み出しました。伝統技術とモダンアートが融合した「AKARI」は、今も世界中で愛される名作です。

👘キモノでまち歩きも!
伝統工芸を体験

施設内には、全国唯一の岐阜和傘専門店「和傘CASA」や、アンティーク着物をレンタルできる「ORGANキモノ」も併設されています。

「和傘CASA」では、和傘の歴史や職人の手仕事についてを知り、60本近くもの岐阜和傘を直接手にすることができます。開いた瞬間のバサッという心地よい音、透かして見える和紙の美しさ、それを支える繊細な造形。「実際に使ってもらうと、より和傘の良さに気づき、豊かな気持ちになります。」と店長の河口さん。

続いて「ORGANキモノ」へ。昭和初期などのアンティーク着物や小物がずらりと並びます。「この柄、今の服じゃ絶対に見ない!」と、思わず大盛り上がり。袖を通してみると、不思議としっくり馴染み、当時の女性たちの美意識に触れたような気持ちになります。サユリさん、思わず本日は帯をお買い上げ!

15:00 |
旅の余韻を楽しむ
カフェタイム

旅の締めくくりは、岐阜公園すぐそばのカフェ「YAJIMA COFFEE」へ。

毎日丁寧に焙煎し、淹れる美味しいコーヒーと手作りのお菓子を楽しみながら、今日一日の思い出を振り返ります。
今日のケーキはメレンゲやカステラの様なふわふわのスポンジにエスプレッソのコーヒークリームをはさんだ「カーディナル」。お店を始める前にお菓子を学んだ師匠から受け継いだもので、手を加えることなく守り続けているレシピだそうです。

まちのコーヒー屋としていつでもお客様を迎えたいと丁寧な仕事ぶりのお二人に、今の岐阜城城下町エリアの暮らしを感じることができました。


「今度は着物を着て、和傘を持ってまちを歩いてみたい!」というサユリさんに、「金華山登りや鵜飼もいいよね!」とアケミさん。歴史と最新スポット、そして伝統文化と暮らしが根付く岐阜城下町エリアに、2人はすっかり魅了されたようです。