私の好きな岐阜市
人のつながりの中で
いろんなことが叶いました。
PROFIELE
照沼 柊子さん
東京都出身。何度も岐阜を訪れるうちに魅力を感じ、2023年春に岐阜に移住した。同年にオープンしたノマドライフカフェの運営を担っている。
ふと見た長良川と
金華山に感動。
東京生まれの照沼柊子さんが初めて岐阜に来たのは、21歳の時。「最初は母が岐阜を好きになり、私も一緒に来るようになりました」。魅力を感じて何度も訪れるうち、照沼さん親子は長良川沿いに住まいを借りることを決める。生活の軸足を少しずつ岐阜に移す中で関わりを深めたのが、複合施設「&n(アンドン)」を中心としたコミュニティだった。「アンドンさんとの縁ができてよく訪れるようになった時、『ここにカフェがあったらいいね』という話になったんです」。家具店を改装してカフェが作られ、その運営を照沼さんが任されることになった。「人のつながりの中で、いろんなことがあっという間に叶っていきました」と話す。
岐阜暮らしの中で照沼さんが感じるのは、日々の小さな幸せだという。「ある朝、ごみを出しに行った時、長良川と金華山が見えて感動したんです。
生活しているだけで清々しい気持ちになり、心が豊かになる気がします」。
ノマドライフカフェ
ビンテージライフスタイルショップ「THENOMADLIFE」が経営するカフェ。調理師の資格を持つ照沼さんが、地元の食材を使って「どこかホッとするような家庭料理」を提供する。
- 住所
岐阜県岐阜市長良45-1
コーヒーの多様な魅力を、
この店で知り
ました。
PROFIELE
伊藤 慎太郎さん
名古屋市出身。
岐阜市の大学を卒業後、2022年4月にシェルパコーヒーに就職。大学時代に住み始めた岐阜への愛着は強く、休日には長良川水系の川で渓流釣りを楽しむ。
いろんなお客様に
来ていただけるように。
伊藤慎太郎さんが初めてシェルパコーヒーを訪れたのは、大学生の頃。「高校生まではコーヒーが飲めなかったのですが、この店で飲んでみて、『こんなにおいしい飲みものなんだ!』と思いました」。その後アルバイトとして働くようになった伊藤さんは、店主・中垣さんの影響を受け、コーヒーの多様な魅力に興味を持つ。大学卒業後に社員として働き始めたのも、伊藤さんにとって自然な流れだった。「大学で植物に関する勉強をしてきたので、その観点からコーヒーの味の違いを考えることに面白さを感じました」。
長良川や岐阜メモリアルセンター、長良川国際会議場から近いこの店には、スポーツや音楽を楽しむ人、県外からの観光客など、多様な人が訪れる。また、お客さんの年齢も幅広く、若いお客さんも増えているそうだ。以前の自分のようにコーヒーになじみのなかった人も、気軽にこの店を楽しんでほしい。
そんな思いを持ってお客さんと接している。
SHERPA COFFEE ROASTERS
それぞれのお客様に合った、最高に美味しいコーヒーを提案するまちのコーヒー屋。標高や精製、産地などの多様性がどう香味に影響し、何がお客様にとって最適かを伝えている。シングルオリジンは20種類程度、ブレンドは7種類から。営業時間:10時から18時。火曜定休。
- 住所
岐阜市早田1901-6 - お問い合わせ
058-295-0136
この店での読書体験が
自分のベースになっています。
PROFIELE
和田 拓海さん
名古屋市の大学院を経て2021年に岐阜市の設計事務所に就職。
2023年5月、柳ケ瀬商店街の中に週末限定の書店「本屋メガホン」をオープンした。
本屋を週末起業した
会社員の日常。
岐阜市内の設計事務所に勤める和田拓海さんは、週末に「本屋メガホン」という書店を開いている。この店で扱っているのは、セクシャルマイノリティーや障害者など、社会的マイノリティに関する本。独自の選書に興味を持ったお客さんが、遠方からも訪れるそうだ。さらにこの店では、和田さん自身が執筆、デザイン、製本したZINE(個人制作の本)も取り扱っている。
「最初に思い立って書き始めた時、『意外と書けるな』と感じました。今まで多くの本を読んできた中で、蓄積されたものがあるのだと思います」。自身のベースとなる経験の一つとして思い浮かぶのが、神田町にある「喫茶ヨジハン文庫」での読書体験だという。「この店の本棚には今まで知らなかった著者の本も多く、自分の本棚とは違ったリズムを感じます。興味や関心が広がる場所です」。気になる本を手に取り、物語やエッセイの世界に浸る。そんな時間の豊かさを、和田さんは大切にしている。
喫茶ヨジハン文庫
書店の店舗を改装し、2017年に「おひとり様向けのブックカフェ」としてオープン。書棚にある本を自由に選んで、ゆっくりと読書を楽しむことができる。
- 住所
岐阜県岐阜市神田町1丁目6-6
博物館でボランティアをして、
歴史が好きになりました。
PROFIELE
林 陽夏穂さん
岐阜市立岐阜商業高等学校3年。経営管理科で学ぶ。
2023年東海高校総体陸上・円盤投げで8位入賞。高校卒業後は医療系専門学校に進学予定。
地域と関わり、
人を支えていきたい。
高校生の林陽夏穂さんが「好きな場所」に選んだのは、幼い頃からよく遊んだ岐阜公園。その一角にある岐阜市歴史博物館との関わりも深く、小学校の頃から歴史学習などでよく訪れたという。また、岐阜が大河ドラマの舞台になった時期には、中高生ボランティアとして展示物の解説にも挑戦した。「歴史的な資料を読んで勉強し、解説を行いました。岐阜に関わりのある人やものについて知るうちに、歴史が好きになりました」。
そんな林さんが高校3年間を通して打ち込んだのが陸上競技だ。けがに向き合いながら競技に取り組んだ経験が、進路を考えるきっかけにもなった。「けがを克服しながら上の大会に行けたことに喜びを感じました。その時にお世話になった柔道整復師の先生のように、選手を支える仕事がしたいと思います」。将来は地元の岐阜で柔道整復師として活躍し、地域の人たちに貢献したい。そんな目標に向かって歩もうとしている。
岐阜市歴史博物館
岐阜公園の中にある博物館。「金華山と 長良川流域文化の歴史」を中心に、岐阜市 の歴史や文化、伝統工芸を紹介している。
公式HPを見る
- 住所
岐阜市大宮町2丁目18-1(岐阜公園内) - お問い合わせ
058-265-0010
投稿日:2024.02.22 最終更新日:2024.02.22