柳ケ瀬エリアをめぐる
柳ケ瀬は明治30年頃から盛り場として賑わい、大正期には商業のまちとして大きく発展。戦後、空襲で焼け野原となりますが、再び商業、娯楽のまちとして繁栄し、全国有数の繁華街となります。昭和の全盛期を経て平成に入ると、大型商業施設の撤退や個人店の閉店で人通りは減少しますが、平成終盤からは、大規模な再開発事業が行われ、空きビルを資産に見立てた“リノベーションまちづくり”も始まり、このエリアが変わりつつあります。
時代ごとに歴史を積み重ね、懐かしさと新しさが共存する柳ケ瀬商店街。フィルム映画館や個性的なショップが揃う商業ビル、サロンとして復活を遂げた喫茶店など、新たな見どころもいっぱいです。
柳ケ瀬商店街のおすすめイベント
サンデービルヂングマーケット
毎月第3日曜日に開かれる“手づくり”と“こだわり”が詰まったライフスタイルマーケット。
【URL】http://ysbmkt.com/
柳ぶら楽市
毎月第1・3土曜日に開催され、県内各地の物産品や生花、菓子などの販売が行われます。
柳ケ瀬ジュラシックアーケード
毎年秋に開催され、商店街に動くリアルな恐竜ロボットが出現します!恐竜を探すスタンプラリーや化石発掘体験などのワークショップも。
岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会
【住所】岐阜市柳ケ瀬通2-3アンゴラービル2F
【電話番号】058-262-6261
【URL】https://yanagase-gifu.com/
柳ケ瀬商店街は空き店舗や古い建物を活かしてリノベーションし、そこに新たな価値や賑わいを創出する“リノベーションまちづくり”に積極的に取り組んでいます。
平成29年にグランドオープンした「ロイヤル40」はその先駆けとなった複合ビル。1階では雑貨やインテリア家具、ファッションの店のほか、和菓子屋、おにぎりやおやつのテイクアウトの店などが営業。2階は広いフロアがいくつかの小さな区画に分かれていて、オリジナルブランドの衣服や缶バッジを販売する店、ハンドメイドアクセサリーのショップ、現代アートギャラリー、シルクスクリーンが体験できる店などが出店しています。
ユニークな“人、もの、こと”に出合えるこの場所へ、出かけてみてはいかが。
ロイヤル40
【住所】岐阜市日ノ出町1-20 ロイヤルビル
【営業時間・定休日】店舗により異なる
【インスタグラム】@yonmarunikai
スロメ店主・イラストレーター 西尾 彰典 さん
お店を始めたきっかけは?
実は偶然、「ロイヤル40」の出店募集を知って、自分が描いたイラストでオリジナルTシャツやバッグなどを制作したり販売したりする場所が持てたらと、気軽な気持ちで応募したんです。ちょうどオープン前に、簡単にシルクスクリーン印刷ができるキットが大阪の印刷所から発売されて、実際に体験に行ってみたらすごく楽しくて。それを使って誰でも気軽にシルクスクリーン印刷が体験できる場所が岐阜にもあったら面白いなと思ったので、ここで体験工房も始めたんです。
ここはイラストや写真があればすぐに製版ができるので、好きなインクを選んで、布や紙、木材などに印刷できます。若い人も多いですが、布にパターンを印刷してテキスタイルを作って、それをポーチにした年配の方や、子どもが描いた絵を刷る家族連れの方とか、いろんな方が体験に来てくれています。
柳ケ瀬の印象はどうですか?
僕は柳ケ瀬が地元なんですが、高校卒業後は東京に行き、それから10年以上柳ケ瀬を歩いたことがなかったんです。もう“終わったまち”なんだと思っていて。でも、噂を聞いてサンデービルヂングマーケットに行ってみたら、驚きました。すごい数のお客さんが来ていて。それで自分もこのロイヤル40で店を始めてみようと決めたんです。柳ケ瀬は今、転換期を迎えているんだと思います。長い間波が引いていたけど、ここから大きな波が来る感じがしていて、これからが楽しみです。
スロメ
【住所】岐阜市日ノ出町1-20 ロイヤルビル2F
【営業時間】13:00~19:00(土日祝は11:00~)※製版の最終受付は18:00
【定休日】水曜
【インスタグラム】@slowme_gifu
投稿日:2020.01.22 最終更新日:2020.01.22