Live 05 / 子育て
夫婦で会社を営む、工業デザイナーの野口大輔さんと、コピーライターの麻衣子さん。お二人は、2013年に美殿町「まちでつくるビル」の入居者として出会った。若いクリエイターが集まるビルは活気にあふれ、夜中まで灯りが消えなかったという。
「二人とも夜中の3時頃まで仕事をして。その後も同じビルのメンバーと柳ケ瀬に飲みに行ったりしていました」と麻衣子さんは振り返る。やがて、2015年に結婚。子どもがいる生活が始まると、限りある時間を有効に使うために仕事の仕方を根本から見直していった。
「『一番集中できる午前中はクリエイティブな業務に使う』など、時間の使い方を細かく決めました」と大輔さん。夜型生活は一変し、今は毎日17時頃に仕事を終えるという。無駄のない時間管理は家の中でも同じで、最短で家事が終わる方法を二人で考える。家事に担当を設けずすべてのタスクを共有することが、夫婦のルールだ。
「朝は家族4人で一緒に家を出て、夕方もこども園のお迎えに行って一緒に帰ってきます。クルマで長良川を渡る時、子どもたちと『山に雲がかかっていてきれいだね』などと話します。そういう時間を持てることが喜びです」と麻衣子さんは話す。
今のお二人の楽しみは、夕食後に一日交代で自由時間を取ること。一人が子どもの世話や寝かしつけを担当し、もう一人が2~3時間外出する。力を合わせて公私すべてのタスクを終えた後の、ご褒美の時間。大輔さんはジムで体を動かし、麻衣子さんはカフェで本を読むことが多いそうだ。
■ 野口大輔さん・麻衣子さん
お二人で経営する株式会社COMULAは、製品の企画、デザイン、広報など、製品を世に出すまでのすべての流れをサポートできることが強み。2020年には、俳句のためのオリジナルブランド「句具」を立ち上げた。
Q.共働きで子育てをする上で、役立つ情報があれば教えてください。
A.(麻衣子さん)岐阜市が行っている病児・病後児保育の送迎サービスは、ぜひ登録しておいた方が良いと思います。保育園で熱が出た時などに、病児保育施設から保育園に迎えに行ってもらえる制度で、他市に住む友だちから、うらやましいと言われます。夫婦二人ともすぐ迎えに行けないこともあると思うので、とてもありがたいです。
体調不良の子どもを病児保育施設へ送迎
市内保育所(園)や小学校に通っている満1歳~小学3年生までの子どもを対象に、保育所(園)や小学校で体調不良になった際、病児・病後児保育施設の看護師が保護者の代わりに迎えに行き、診察後、一時的に預かる制度があります。※事前登録が必要です
【お問い合わせ】岐阜市子ども保育課 058-214-7826
岐阜市子育て支援団体連絡協議会
NPO法人や市民団体などで構成され、楽しく安心して子どもを産み育てられるまちづくり、子育て環境の充実を目指して、子育て支援に関する情報の収集・発信、交流会や研修会の開催等を行っています。
【お問い合わせ】NPO法人グッドライフ・サポートセンター内 [email protected]
Q.親子でよく行く遊び場所はありますか?
A.(大輔さん)長良公園などの公園によく行きます。あとは金華山に登ったり、近所の児童センターに行ったりします。もちろん“メディコス”もよく利用しますよ。岐阜市は、都市の便利さがありながら川や山などの豊かな自然も楽しめる、恵まれた子育て環境だと思います。
みんなの森 ぎふメディアコスモス
市立中央図書館、市民活動交流センター、多文化交流プラザからなる複合文化施設。ホールやギャラリー、カフェなどもあり、子どもからお年寄りまでさまざまな人が集まり、学び、繋がる、市民の憩いの場です。
【住所】岐阜市司町40-5
【営業時間】9:00~21:00(市立中央図書館は20:00まで)
【休館日】毎月最終火曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日~1月3日ほか
【お問い合わせ】058-265-4101(総合案内)
シビックプライドプレイスが2022年春に誕生!
ぎふメディアコスモスを起点とした小さな観光やまち歩きにつなげる情報発信、過去・現在・未来に渡る岐阜の魅力を伝える情報などを集積した、シビックプライドの拠点となるシンボルエリアです。
岐阜公園
遊具が集まる「ちびっこ天下広場」、歴史博物館や美術館などが併設されています。
長良公園
大型複合遊具や幼児向けの遊具など、子どもの成長に合わせた遊具がそろっています。
岐阜ファミリーパーク
めずらしい立体コースのゴーカートや東海3県最長180mの長大ローラーすべり台など、ファミリー向け遊具施設がたくさん。
ぎふ木遊館
県産材でつくった10種類の大型遊具や100点を超える木のおもちゃで遊ぶことができます。
【お問い合わせ】058-215-1515
“セントラルパーク”金公園を再整備
新しい金公園には、都心部に緑を感じ、あたたかな陽光がふりそそぐ“芝生広場”を整備します。暖かな傾斜を付けた芝生広場は、日常における憩いやくつろぎの場として、また園内に設けられた“小高い空間”は、広場を見渡せる休憩場所やイベント時にステージとして活用できるなど、魅力的な公園へと整備を進めています。
【お問い合わせ】岐阜市公園整備課 058-214-2183
投稿日:2021.12.27 最終更新日:2023.12.07